Log of a Hypocrite

偽善者

Dionisyan - The Mystery of Faith

前々からディスクレビューというのをやってみたかったんですが、自分が聴くようなやつはすでにレビューが為されている事が多かったので辟易していました。しかし今回たまたま買ったCDは日本語で書かれたレビューがなさそうなので書いてみます。

 

イタリアの(フューネラル)ドゥームメタルの2014年作1stアルバム。ジャケットだけ見ると90年代っぽさがプンプンしますが2014年作です。ジャケとタイトルから分かるように宗教っぽさ全開です。歌詞は見てないんですが、曲名が全部キリスト教関連っぽいのでそういうことだと思います。肝心のサウンドの方も実に荘厳であり、聖歌のような女声コーラスがいい具合にガテラルヴォーカルと重苦しい楽器隊に絡んできます。(ヴォーカルはWorshipぽい感じです。というかサウンドもWorshipにElendを足した感じ?)そしてアコギのパートもありと、ブラックメタルに慣れた耳でもすんなり入ってくる退廃的サウンドが素敵です。EL Worship

個人的な一押し曲は4曲目のClouds Under the Moonです。美しいオーケストレーションから始まり、ヴォーカルよりも先に女声コーラスが歌い出します。当然前述したアコギのソロパートもありありで、14分近くかけて展開するというDsOのCarnal Malefactorにも通ずるような長尺曲です。好きです。付き合って下さい。これはもうぜひ聴いていただきたいのですが、このバンドの曲はネットにあまり上がっていない(bandcampやってないのかよ!)ので、仕方なくつべで公式がアップしている別の曲(同アルバムに収録)を貼ります。

 


Dionisyan Torment and Ecstacy [official video full HD]